裏切りの傷もいつしか癒える

 私にはかつて、カルトの教祖がらみで、狂信盲信するほど尊敬し慕った人物がいる。
 結果的に、その人物から裏切られるような形で、私はひどい落胆と鬱への道をころげおちていった。気力は失われ、痛みと挫折感と空虚な喪失感だけが残された。

 その人物に心酔していたころ、よく聞いていたCDを、いま数年ぶりに聴きなおしている。
 以前なら、その人物とすごしたころを思い出し、ひどくトラウマがうずいてたまらなくなって、聴くにも聴けなかったのに、今日、なにげなく聴いたら、これが苦痛なく聴けるではないか。

 そのCDの中に入っている曲で特に好きだったのが「主よ、人の望みのよろこびよ」だ。

 今、それを聴きなおしている。もうつらくない。私はクリスチャンではないが、キリストは命の恩人だと、19歳のときからずっと思っている。信じているのは神道だし日本の天神地祇だが、キリストが偉大な人物であることを確信しており尊敬している。

 私は、キリスト教という宗教や組織に所属していないが、個人的な「キリストを尊敬する人種」に入るだろう。

 昨日まで絶望感にひしがれていたが、その絶望が、長年かけてついに別の位相に私を追いやって、何かが変化したらしい。私を強迫的に苦しめてきた感情が、とりのぞかれつつあるのを感じる。そのように、ゆうべ神に祈ったからかもしれない。

 私のこの悩める心を、苦悩する心を、どうか変えてください・・・・と。
トラックバックURL : https://ecdysis.exblog.jp/tb/10520728
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by アル症のRです。 at 2009-01-10 00:31 x
 私の愛しい妹が、病んでしまいました。電話の向こう側ですが、完全に巻き込まれ病に侵されたのがわかります。「手遅れにならないうちにアラノンへ行って欲しい」と言ったら、私を避けるようになりました・・お正月、フェローから帰ったら、息子が離婚し、お嫁さんは子供(私の孫)を連れて実家に帰ってしまったと聞かされました。でも息子からは一切連絡がありません。そして、やっと埋め合わせの心の準備が出来たと思ったら、相手が消息不明です。自分の回復に比例して、周囲の状況も良くなるとは限らないのですね・・唯一の救いは仲間の笑顔です。先日はお元気そうな姿を拝見できて嬉しかったです(^-^)
Commented by 心炎 at 2009-01-10 14:30 x
>Rさん
 先日は、こちらこそありがとうございました。強い不安と痛みを、さぞ感じていらっしゃることでしょう。自分の血をひいた肉親の問題ですから、気が気ではないと思います。

 焦る気持ちはとてもよくわかります。でも、焦らないで。人はすぐには変われない。変わりたいと思っても、なかなか変わらないのですから、ま変わる気のない相手では、押し付けにならない程度にきっかけを投げかけながら、じっくり待たないと。

 それから「アラノンへ行ってほしい」という言い方を、そのままなさったのなら、相手はアラノンへは行かないでしょう。アラノンもAAも、そこを必要とする「行く気になった」人たちが行く場所で、せいぜい「こういうところがあるけど、行く気になったら声かけて」ぐらいでとどめておいた方がよいかと。

 肉親を気にするあまり折れないでくださいね。
「人は人、自分は自分」というスラングを思い出してください。
 肉親でも「変えられない」ときは変えられませんから。
 でも、妹さんと息子さんに、すこやかな時が戻ってきますようにお祈りします。
Commented at 2009-01-10 23:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
名前
URL
削除用パスワード
by ecdysis | 2009-01-05 22:50 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(3)