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孤独感のすきとおった壁

 多忙な日々の間隙をぬって、エアポケットのような日がある。

 そういう日には、会いたい人もいるが、会えないとひどく落ち込む。
 私の中の子供の孤独感がうずいて痛みだす。

 私は、世界や周囲との絆を見失い、孤独のこげ茶色に染まった感覚に陥る。

 私が逃げて避けてきた、人間世界の醜さやみっともなさや下劣なところが、いやでも見えて感じられてならない。同時に、人々の冷たい無関心やよそよそしさや、人間という種族の器の小ささが迫ってくる。

 ひとりで部屋にいるのに、だれにも守ってもらえていない、丸裸になって無防備な状態にさらされている感じに襲われる。

 私の中で「孤独感」「孤独」という言葉は、上記のような感覚すべてをふくんでいる。

 わかっている。この孤独な感じを避けるためにこそ、私の強迫的な行動や対人的な依存心は引き起こされてきた。この孤独の感覚を避けるために、無意識のうちにでも、さまざまな人を心に思い浮かべ、そこに感情を投射することで、「丸裸の孤独感」を避けようとしてきたのだ。

 すなわち愛、すなわち欲望、すなわち怒り、すなわち不平、すなわち嫌悪、すなわち非難、すなわち憎悪。
 どれをとっても、感情を向ける「相手」がある。相手があるうちは、「自分の孤独」を意識することはない。
 しかし、会いたい人に会えないときに起こる強い「とりのこされ感」「見捨てられ感」は、私が常に「丸裸の孤独感」を伏在させていることを証する。

「私は守られていない。見捨てられて取り残されて、置き去りにされている」

 そんな感覚が、ずっと私の人生を根元で支配してきた。いつの頃できた感覚かわからないが、この感覚から解放されない限り、私は愚行をやめることができない。

 
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Commented by みかんちゃん at 2009-07-16 13:02 x
こんにちは
昨日は地元近くで主治医が講演会に来たので行って来ました。
かなり蒸し暑かったですが、そこで地元の依存症の方と知り合いました。何度か入院してるらしいですが、まだ飲酒はしてるらしく、簡単には止めれないとか、近くに自助グループがないとか、いいわけばかり言ってました。一緒に行きましょうと誘いましたが、あとはその人の考えにまかせました。ほんとうに回復したいという気持ちがなければ、周りが何を言っても無理ですもんね。
自分の為に足を使ってお金を使って、行動できるようになったのが
すごく嬉しいです。
でも家にはそんな気持ちを打ち砕く人がいます。叔母です。
ちょっと前に仏心で話してやったら、金銭的なことで不安をあおり、やっと平穏に生活してる私を、呑気でいいなと馬鹿にするようなことを言われました。実家に迷惑かけておきながら見下す発言をする神経がわかりません。殺したいくらい憎いし悔しいです。
一気に回復して自律して幸せになりたいと焦ってます・・・
Commented by ぬこ at 2009-07-17 23:20 x
「愚行」と書いていらっしゃいますが・・・。
心炎さんにとっての「愚行」とは、どんな事でしょうか?

私は「依存」なしで、人と関係を持つことが出来ないことに、ごく最近気が付きました。
心炎さんのように「冷徹」に自己の孤独を見つめ直したいです。
Commented by 心炎 at 2009-07-18 13:35 x
>みかんちゃん

 おばさんのこと、大変ですね。できれば、離れていられるといいんですが。再飲酒を誘発しそうな人間関係や状況からは、できるかぎり離れるというのが断酒の原則です。ときには卑怯とか弱腰とかだらしないとか、依存症でない人にいわれても、自分を守るためですからAAのスラングやプログラムやスポンサーを活用してください。

「アルコール依存者に正当な怒りはない」というスラングを思い出していただきたいです。激しい怒りはたやすく再飲酒を正当化する誘引になりますから。

 それから、「一気に回復したい」というのは、断酒してあまり時間に経っていない依存症者に共通の「あせり」という「症状」ですから気をつけていただきたいです。これにひっかかって、うまくいかなくて精神不安定になって再飲酒する人、多いです。
お互い「ゆっくりやろう、でもやろう」で行きましょうね。
Commented by 心炎 at 2009-07-18 13:53 x
>ぬこさん

 おひさしぶりです。「愚行」というのは、恥ずかしくて書けないから愚かな行いです(笑)。決して犯罪的だったりするものではありませんが、時間とエネルギーの無駄づかい・浪費になってしまう事柄です。その程度でご勘弁を m(_ _)m

「依存」なしで、というのは確かにそうですね。依存にも健全な「お互いに支え合い助け合う」という「健康な依存」と、一方的もしくは妄想や衝動によるコントロールのきかない「病的な依存」と2種類ありますよね。「健全な境界線」があるかどうかが、分かれ目だと思います。

 文章で書くと「冷徹」なようですが、実際はそうでもありませんよ。
 もし冷徹に感じられるのなら、それは「自分にとってある程度の結論と感じた」結果だけを書いているからでしょう。実際は、そこにいたるまで、かなりの試行錯誤と喜怒哀楽、感情のアップダウンが長期間つづいたあげくのはてに、とご想像いただければ、うれしいです。
 

Commented by anna at 2009-08-22 19:10 x
ご無沙汰してます。今月から看護師の仕事に復帰しました。スポンサーも出来て、スポンサーにannaが、ACであること。それと、最近annaの中にインナーチャイルドがいるのを、発見してしまい、困惑しています。インナーチャイルドは、自分を犠牲にして、人のために、尽くしなさいって言ってます。そのことを、スポンサーに話したら、スポンサーもACで、ASKのACとインナーチャイルドのグループワークに参加しなさいって、提案をもらいました。早速、9月の8.9日と参加してきます。それで、なにかか、発見できればいいんですけど。
それから、ステップの4.5に入っていく予定です。まずは、近況報告までに。たまには、annaのブログにも、遊びに来て下さいね。
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by ecdysis | 2009-07-14 13:22 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(5)

ecdysisは「脱皮」。管理者・心炎の悲嘆と絶望、歓喜と希望のあやなす過去・現在・未来を見つめ、アダルトチルドレンより回復する為のブログ。メール:flamework52@gmail.com(exciteメールは2018/9/18をもって使用不能となりました)