いつまでこの繰り言は続くのか

 あたたかな家庭、なごやかでむつまじい夫婦や親子関係の獲得目指して、私は行動してきたつもりだった。
 その方法を得るために。それだけが生きる支えであり、おのれの向上心の源だった。
 だが、だめだった。無力だった。

 この無力を認めるということができないために、私の中の手負いの獣のようだった若者時代の意識がよみがえり、叫び暴れる。

「家庭建設はおろか、恋愛にさえ、無力を認めねばならないというのか!
 他の人たちにできて、このおれにできないというのか!」

 私は空をかきむしり、髪をつかんで首振り悶え、絶叫する。
 あまりの激昂に、自分や過去へのやるかたない憤怒に、息荒らげ、鳩のように必死に圧し殺したうめき声が、喉からわきだしてやまない。
 あたりかまわず、壁やドアや家具を蹴りつけて殴り、わが身が傷つくのもいとわず、狂乱して吼えたい。

「おれはなにものなのだ!おのれが大切と信じた多くのものごとの獲得に、まったく努力の実らぬ結果のあげく、無力さが、運命の結論として与えられるとは!
 おれはだれなのだ。こんな無力な人間が、いてよいものか?
 この無力、この苦悩。おれの払ってきた努力は、ただその結果が無駄だということを知るためにのみあったのか!」

 われとわが身をかきむしる憤激、自分の着衣さえ、ずたずたに引き裂きたい悲憤を、いったいだれにぶつければよいのか。
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by ecdysis | 2009-12-22 14:07 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(0)