ぼくらは星空の下で

 居場所のなくなった、あのクリスマスの晩を思い出し、もうあれから40年以上にもなるのに、私は小学生に戻ったかのようにうなだれて、寒い夜のさびしい路地をたどる。

 なんて寒いのだろう。心も体も、とっくに過去となった時間の冷たさに凍りついている。

 ふと、なんとはなしに曇った夜空を見上げたとき、私の胸にするどい悲しみの共感が去来した。

「あの晩のあのとき、同じ空の下で、ぼくと同じような目に会い、同じような居場所のなさを味わっていた子供たちが、ほかにもたくさんいたはずだ。ぼくは、ひとりではなかったのだ。それぞれが互いを認めることがなくとも、別々の場所でよるべない子供の悲痛さと寂しさを、ほかの子供たちも味わっていたはずなのだ」

 そうだ。それは正しい。なんともいえない気持ちになり、胸からこみあげるものがあった。

 あの晩のあの時だけでなく、過去も現在も未来も、クリスマスにつらい悲しい想いをする子供たちがいる。
 彼らは、私のインナーチャイルドにとって「同胞」なのだ。
 このブログや掲示板を閲覧したり投稿する人たちは、みなその「同胞」だ。

 ぼくが一人ぼっちでさびかったとき、きみたちも、それぞれが一人ぼっちでさびしかった。
 ぼくだけがさびしいと思っていたが、きみたちも同じだった。
 ぼくの孤独は、きみたちの孤独と同じであり、きみたち一人一人の孤独は、すなわちぼくの孤独でもある。

 ぼくは、きみたちと、このクリスマスの寂しさをわかちあう。
 ぼくたちは、一人ではなかったのだ。
 お互いが、出会えたことが、奇跡なのだ。
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Commented by riko at 2012-12-24 11:59 x
心炎さん、メリークリスマス。私は今日も仕事してます。今休憩中です。ホットカフェオレおいしいです(笑)

ゆっくり書きたいことがあるので、また寄らせてください。
Commented by 心炎 at 2012-12-24 13:54 x
メリー・クリスマス! おつかれさまです。
私も今日は仕事です。とほほです。大みそかも元日も仕事です。
来年も世話苦労の1年になるでしょうね。
コメント、お待ちしてますね。
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by ecdysis | 2012-12-17 00:32 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(2)