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ecdysisは「脱皮」。管理者・心炎の悲嘆と絶望、歓喜と希望のあやなす過去・現在・未来を見つめ、アダルトチルドレンより回復する為のブログ。メール:flamework52@gmail.com


by 心炎

もともとパニックになりやすい

 酒をやめてから、パニックというか、ささいなどうでもいいことで、周章狼狽することが多くなった。

 たとえば、ある知り合いのパスワード制の掲示板に入ろうとしたら、いきなりパスワードエラーで受け付けない。私は、そこの管理者に嫌われたのだろうかと思い、目の前がまっくらになって、部屋をうろうろしだす。事前通告なしの突然の排斥行為に、胸がしめつけられるような恐怖と不安とにおびやかされた。いてもたってもいられない絶望感と苦悩が、じわじわとわきあがって、一時もひとりではいられないような気持ちになる。

 仕方ないのでパソコンの前に戻り、もしかしたら事情説明があるかもと思い直し、ウェブメールを開こうとしたら、それもパスワード拒否だった。「すわ、パソコンの故障か」とあわてるが、よく見るとNumberLockとCapsLockのインジケーターランプがついている。

「ああ、これが原因でパスワードエラーが出たのだ」と思い直し、くだんの掲示板にうちこんだら、以前と同じく入室できて安堵した。

 本当に小心者で過敏症だが、幼稚園でいじめにあったときも、あれはパニックだったとはっきりわかる。とにかく、暴力的なことにものすごく弱い。母に虐待されていたし、常に祖母の人格障害の罵声・怒声・憎しみの言動に悩まされ、びくびくしていたので、もう自分をどうやって守ればいいのかわからなくなる。

 それが、大人になって強い依存心となって変形した表現をとっている。根本は不安と恐怖ですぐにフリーズする幼児なのだ。いってみれば、不安と恐怖というデータでいっぱいになったメモリのわずかな領域で、正常な人間活動をやっているようなもので、余裕がまったくなくて、わずかな負荷の増加でも機能停止してしまうのだ。

 そういえば、母もいつもささいなことで、大きなおどろきの声をあげていた。大きな声を出すことで、精神の平衡を保ったのかもしれない。典型的なアルコール依存症の妻だった母も、結局、その共依存に気づかず、回復することなく、あの世へ帰っていってしまった。

 安堵したあと、こういう周章狼狽のときこそ、精神安定剤を飲むといいのだろうなと、あとで思った。でも、飲まないでいるが、そろそろ机のひきだしに、いざというときの保険がわりにとっておいた安定剤を、捨てようと思う。

 こんなパニックになりやすい人間でも、安定剤なしでなんとかやっていくしかない。
Commented by 怒りの原因も不安と恐怖 at 2007-10-08 21:53 x
不安と恐怖、僕もたくさん持っているのでパニックにおちいりやすいところがあります。
それと「怒り」も、不安と恐怖が原因であるようです。僕はたくさん怒りますよ。
ひと月前に妻と大喧嘩してしまいました。でもそのお陰で自分の怒りの不条理さに気づかされ、きちんと妻に謝ることができ、最近は互いに冗談を言い合えるようになりました。

心炎さんにも、怒りの問題ってありましたよね(^-^;

すぐには治りそうもないので、お互い忍耐をもって回復していきましょう!
Commented by 心炎 at 2007-10-08 23:38 x
 おこんばんは。おやおや、私のことをよく知っていらっしゃる方のようですね。おっしゃるとおりです。不安と恐怖が怒りを生むんですよね。
 これでも、酒をやめてからは、すっかりおとなしくなりましたよ(笑)
 というか、河豚みたいにふくらんでいた虚勢がしぼんだんですね。

 怒って議論やケンカをしても、何もかわりません。やっと、そのことを中年になって学んだんです。幼いところが、ぬけません(泣)
Commented by りゅうでした at 2007-10-11 23:04 x
すみません、上記の書き込みはりゅうです。
隠すつもりではなく、書き込み方を間違えました。
不要な心配をかけてしまっていたらスミマセンでした(^-^;
Commented by 心炎 at 2007-12-26 08:37 x
たまらんさんへ

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by ecdysis | 2007-10-08 11:54 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(4)