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ecdysisは「脱皮」。管理者・心炎の悲嘆と絶望、歓喜と希望のあやなす過去・現在・未来を見つめ、アダルトチルドレンより回復する為のブログ。メール:flamework52@gmail.com


by 心炎

機能不全人間の祝日

 クリスマスや年末年始に強いトラウマをもち、「みんなの幸せからとりのこされている」という、見捨てられ感情の強い私は、みごとなACだ。

 この時期、私と同じように、クリスマスや年末年始に苦しみを覚える、すべてのACに、私は「私もそうだ、あなただけじゃないよ」と、クリスマスケーキをさしあげたい。

 私は、母から「人の模範となるように生きろ」と教育されてきた。人々から師表とあおがれ、「お手本」「模範生」となるように、そんな意図をもって、彼女は私をしつけたはずだ。

 だが、現実の私は、人間性も職業も生き方も、ほかの人のお手本になれるような者ではない。むしろ、落伍者ではないかと、いつも低い自己評価という疑惑に、もぐらたたきを演じているのだ。

 おまけに、私の育った家庭は、アルコール依存症と共依存の「機能不全家庭」だ。どこにも「模範人間」になれる要素はない。はじめから、母の期待は無理で不可能なことだったのだ。そのような不可能な企図を実現できると信じて生きようとしてきた私は、結局、破産した理想主義者となってしまったのだ。

ACやアダルト・チルドレンといえば、なんとなく概念のように聞こえるが、実態は「機能不全家庭に育った機能不全人間」ということだ。私は、まっとうな人間が持っているべき感情や心理機能が、麻痺したりこわされたり、コントロールできないようになってしまった「機能不全人間」なのである。

 こんな機能不全人間になってしまったのは、私のせいか。ACになったのは、「自己責任」だろうか。

 断じて、否だ。
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by ecdysis | 2007-12-24 13:43 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(0)