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悲しむ孤独な子供が私を呼び止める

 私は「ぼく」を見つけた。「ぼく」は6~7歳だ。
 私が「孤独」の根源を見出そうと、静かに眠りにつくために横たわったとき、今まで恐れて見つめることもできず、見出せなかった「ぼく」の居場所を見出した。

「ぼく」は、車のトランクの中のようなプレス加工されてメタリックな塗装をされた金属板に囲まれた狭い空間の中にいる。それも横になり、膝をまるめて、あたりをぼんやりながめている。そこが、この40年以上も、「ぼく」がい続ける空間だ。そこから外へ出るのは、とても恐ろしいのだ。

 私は「ぼく」に初めて同化して「ぼく」の気持ちを知った。
「外」は恐ろしいのだ。だから、「ぼく」は、この狭い金属板が組み合わされた閉鎖空間の中に居続ける。別にさびしかったりはしない。むしろ、安心を感じている。「外」の方がよっぽどこわいのだ。

「ぼく」が安心して「ぼく」でいられるのは、ここだけだ。この殺風景な、立つ事もできない、狭いトランク様の空間が「ぼくのいていい場所」であって、それ以外のところに存在するなど、思いもよらないことなのだ。恐ろしい外に出る気はまったくない。

 私は「ぼく」に対して、どういったらいいのだろう。「ぼく」は、死ぬまでその狭い空間の中にとじこもっているつもりだ。いや、死など考えていない。彼にとっては、過去もなければ未来もないからだ。時間がとまっているのだ。

「ぼく」は、6歳ぐらいのときに、母に虐待された意識のようだ。彼は、そのときから自分を閉ざして、意識を切り離したのだ。乖離した人格かもしれない。

「ぼく」よ、おかあさんは死んだよ。もう40年も経ったのだ。もう出てきてもいいんじゃないかな。
いっしょに、外の空気を吸って成長してみないか。
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by ecdysis | 2008-05-11 22:48 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(0)

ecdysisは「脱皮」。管理者・心炎の悲嘆と絶望、歓喜と希望のあやなす過去・現在・未来を見つめ、アダルトチルドレンより回復する為のブログ。メール:flamework52@gmail.com(exciteメールは2018/9/18をもって使用不能となりました)