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二つの正しさ

 私はまちがっていた。自分が結婚することは、世間の常識に反しないから「正しい」と信じた。
 たしかに、世間の常識に反しないのは確かだが、それだけで「正しい」としたことが大きなまちがいだった。

「正しい」ということには、倫理や常識に反しないというだけでなく、「適切である」という大事な意味もあるのに、私は少しもそこに意識を向けなかった。「世間であたりまえだから」という大雑把な判断基準だけで、家庭を持つという重大なことを決めつけたのだ

 もっとも考慮すべきだったのは、自分にとって「適切な選択」であるかどうかだったのだ。
 世間一般の意味で「正しいかどうか」ではなく、「自分にとって、適切な選択であるかどうか」を考えるべきだった。そこに視点がおよばず、母親の願望に盲目的に従うだけだったことを、私は今になって後悔している。

「自分にとって正しい選択をする」「自分にとって適切な選択をしなおす」ということが、ACの回復にどんなに大事か、思い知らされる。
by ecdysis | 2009-08-31 02:40 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(1)

 私はACだが、それに気付いてからというもの、ACでない人たちとの間の「格差」「ハンデ」を少しずつ認識するようになっている。

 それというのも、私は自分の結婚観や家庭観に、今となっては妄想的とわかるような願望を抱き続けてきたけれど、そのためにふさわしい自分に変えてくださいと、神に祈ったことがない事実にきづいたからだ。

 変わるのは、自分の力でできると思ってきた。よき父、よき夫になりたいという念願についても、自分は条件さえ整えば、そうなれるはずだと思い込んできた。神に助けを求めるなど考えもしなかった。それは自力の分野であり、他力では不可能だと信じてきた。

 なぜなら、ほかの人たちは神に願い求めて助力を乞うて、夫になったり父になったりはしていないからだ。私も、ほかの人達と同じようにできるはずだと、根拠もなく、おのれも知らずに信じてきた結果が、今の自分だ。

 けれども、私は今、自分が、ほかの人達と同じようには、できないことを知っている。ほかの人達には自力でできることも、私には何者かに教えられ導かれ、助力を乞わなければできないのだ。

 だから、神に祈りなおす。

「わが命の源の神よ、御心ならば、私をよき家庭人たるものにふさわしいように変えてください。そのために欠けているものを補い導いてください。私は、自力では自分が望んだようにはなれませんでした。一時は、それがあなたの御意思かとも思いましたが、このことについて私はあなたに頼らず、自力で成し遂げようとしました。自分にとって最も大切なことだったのに、もっとも頼るべきあなたに何の祈りも捧げずにきたのです。ですから、この無知なる傲慢さをお詫びし、改めてお祈りいたします。」
by ecdysis | 2009-08-23 01:29 | アダルトチルドレン・依存症 | Trackback | Comments(0)

ecdysisは「脱皮」。管理者・心炎の悲嘆と絶望、歓喜と希望のあやなす過去・現在・未来を見つめ、アダルトチルドレンより回復する為のブログ。メール:flamework52@gmail.com(exciteメールは2018/9/18をもって使用不能となりました)